終わりを越えて / 初音ミク

第11回プロセカNEXT応募楽曲

『終わりを越えて』
歌: 初音ミク(V4X)
作詞、作曲、編曲、イラスト：水瀬文人 https://twitter.com/MinaseFumito

オフボーカル：https://drive.google.com/file/d/1dUeqn4VETYbBV02OYlUZz7tmLh827_79/view?usp=sharing

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このまま今が続けばいいと思った
ひび割れた硝子が崩れ落ちるように
この気持ちもいつか砕けてしまうのかな

「始まりがあれば終わりもあるよ」なんて
穏やかな顔であなたはそっと呟いた
わたしにはそれが理不尽にさえ思えた
心がそれを受け入れるのを拒んでいた

暗闇の中で道を探した
ありもしないとわかっていたのに
手を止めたら押し潰されそうで
探すことで気持ちを紛らわせたんだ

ああ どうして消えてしまうの？
ああ どうして失われてしまうの？
終わりの来ない幸せがあったっていいじゃないか
いいじゃないか
いいじゃないか

そこだけ時間が止まったように
ずっと静けさだけが目の前を覆って佇んだ
動かない時間を前に涙さえ流れなかった
いや、流したくなかっただけかもしれない

時間は痛みを和らげるけど
痛みを連れてくるのもまた時間で
誰にも等しく流れるはずなのに
わたしには冷たく感じられたんだ

ああ どうして消えてしまったの？
ああ どうして失われてしまったの？
終わりの来ない幸せがあったっていいじゃないか
いいじゃないか
いいじゃないか

もう一度だけでも会いたいなんて思っていたけど
一度だけじゃ足りないね
会うことはもう願わないよ
わたしはあなたの知らない思い出を刻んでいく
あなたの愛したわたしのまま