エンスプリング feat.初音ミク　｜The Flourish - feat.HATSUNE Miku

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春待つ僕等 夢幻の回廊を

流るる時代と情勢に変わりなく 只
百年何百年と見守る 景色は
晴れた顔を見せた 乾いていく塩梅で
旧き良き仲 膝栗毛

暮れる先代 生き違う生命枝の紛う中
砕いては成し得る 事実が染み渡る哉
前世紀 名も無き命を思い出すような
道端に逸る 塵を擦って

稚いようだ　その四本足に流れる地脈から
讃頌の訪れに ふと思い馳す
揺れる先端の煌めきに惹かれるような
そんな 萌ゆ土の香りに棚引くような

伯爵知れずと 可愛く穣る飾りを
見えずと蠢く 堂々たる老木上
丫の基盤が擬かしめるように
踊る 踊る 一心
ひらり ひらりと舞って

花咲き誇る　無限の回廊を
幽明の回顧に 讃辞を想う
花咲く僕等　夢幻の花に 目惚れる
染まる身躯の 頬息吹

花見る僕等　季節の訪来を
花落つ木が　時代の流性を
春一番は 無音の紹介を
ひらりと舞い降りる この掌上

触れる時代の趨勢に変わらずも 只
百年何百年と見守る 景色から
何某か云わんと 拝見を致そうか
三色の団子を手に余し

それら一枚一枚 形が違うのは
坐にして感じた世界表現か
稽え耽る中 近傍に異種族間の
恵風の拍手が 壇上へ誘って

怖がらないで その四本足に滾らす気概から
伝承舞を手向け　火照り思い出す
稀な才覚を遺憾無く余すことなく
踊る 踊る 一命
ひらり ひらりと 舞って

花咲き誇れ　無限の回廊を
全方の演舞に 感嘆 木漏る
花舞う椛 春版の秀麗を 認める
超える身躯の 霞立ち

迎えていく 俯瞰している
静寂等が 直に屯し乾す
姿形 自然へ戻りて 萎れる
幹に樹液漏れる疵が

この朽ちている　この折れている
緩やかに息の根が仮労死す
その散り際に 約束を告げた
「華になって春に再会しよう」と

花散る僕等　無情の興亡を
枯れ果つ僕等　無常の運命を
想い容れる僕は　無言の哀情を
こときれた葉脈 この掌上

春待つ僕は 白息に佇んだ
指折り指折り 悴む錆色に
春待つ僕等　横殴る中
見守る家屋　踊る夢見た
ひらり ひらりと 舞う

悶えている 閊えている
拙い声で雛鳥が鳴いている
融ける日向に　自然へ出でる鬨
萌ゆる 萌ゆる 一面
ひらり ひらりと舞って

花 咲き誇る　融解の凍土で
太陽の遍歴を示し乍ら
花弁 包む挨拶を僕へと 息吹が
染まる身躯へ　ひらり ひらりと舞って

華 舞い上がる　無限の回廊を
詳歴の生命の数が咲く
華 降る僕に 訪来の讃頌を
漸く逢えたことに　喜劇を舞う
久しく逢えたことに　今春も踊る



|| 振り仮名付き歌詞｜Lyrics with furigana
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© 2020 thus. Composed by thus
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