
天使みたい () / ハネムーン (

天使みたい甘い夜の果てに光が一粒ガラス越しのアイロニー すぐそばにいてね話したい言葉がたくさんある振り嘘を吐く私は悪い子なんだろうまるで天使みたいと話していた喜ぶ振りは飽きた頭を撫でる手が冷たくってさあ疼き出して痛いのも大丈夫涙を流せばいいの哀しい振りだよ 上手いでしょ?ねえ 神様 私はね どうなってもいいと思ういつか 未来の果てで答え合わせをしようねえ 神様 ひとつだけ約束しようよどんな狡い嘘でも 信じてほしいからねえ 神様正しさの中で正しさを攫う匿うみたいに化粧を施す玩具の指輪を見せびらかすようにお人形遊びがやめられないんだろうまるで天使みたいと話していた怒っている振りもできた頭を撫でる手が冷たくってさあそれも愛を謳えば気持ちいいかい?笑ってしまえばいいの楽しい振りだよ 似合うでしょ?ねえ 神様光に慣れた目 嘯くメリーゴーラウンド片腕のテディベア 値札はついたままで似合わない白い服 折れた羽根で飛ぶ私に向かってカラスが鳴いているまるで天使みたいと話していた話しているだけだった頭を撫でる手が冷たくってさあいまも愛を騙って 描き直して 涙に色がついて生きている振りだよ 上手いでしょ 似合うでしょねえ 神様 私はね 悪い夢の中でいつも空を見上げて 泣いていたみたいなのねえ 神様 いくつでも約束しようよどんな狡い嘘でも 信じてほしいからねえ 神様 私たち どう在ってもいいと思う?全部叶うはずのない 細やかな逃避行ねえ 神様 いくつでも約束しようよどんな狡い嘘でも 信じてほしいのは笑ってほしいから ねえ 神様思い出を抱えて コインロッカーで眠る 星砂のように

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