
最初の絵がだれかの心臓になれたならの最後と全く一緒じゃね??

(1)

の音楽記号によるハートも、流石のセンスだと思った。みんな言ってるけど、やっぱり心臓の子たちの話でしょうな…これからは月詠みというチームで活動していくのか?ボカロはやるのかな。

闇の夜は苦しきものをいつしかと我待つ月も早も照らぬか

ひさかたの雨も降らぬか蓮葉にたまれる水の玉に似たる見む

彼女は自分の人生を恨んだ。遊ぶことに夢中になって、帰るのが遅くなった泥だらけの自分を優しく叱ってくれる母親が欲しかった。

思い出の中の彼女は、いつも私に笑いかける。

ここからすき

この駅に一人で来ることは多分初めてで、迷わないように慎重に案内板を探し、少し歩いてはまた案内板を見るというのを繰り返しながら目的の店に向かった。屋外に出ると刺すような冷たい空気が体をすり抜けて、私は方を窄める。灰色の空から細かい雪がゆっくりと降りてくる。首に巻いたマフラーに顔をうずめて、少し遠い足取りで歩いていく。目的の百貨店の前には広場があって、そこではよく大道芸だったり、路上ライブが行われたりしている。今日も誰かが歌っているのが遠くの方からぼんやり聴こえた。近づくにつれ鮮明に聴こえてきたその歌声に私は思わず息を呑んだ。澄んだ声質なのに力強く、伸びやかで美しい女性の歌声が冬の空気を伝い私の耳を通り体中に染み渡っていく。人集りの隙間から歌声の主の姿を覗く。艶のある長い黒髪に、白い肌、知的さと勇ましさのある眼差し。学生服を着てアコースティックギターを弾きながら歌う。美しい少女。その顔には見覚えがあった。前にバスで会って、傘に入れてくれた子だ。そしてあの時名前を聞きそびれたことを今更になって思い出す。氷漬けにされたようにじっと眺めているうちに曲が終わり、少女は深々とお辞儀をする。観客の一人が、少女の前に置かれたギターケースの中にいの一番にお金を入れると、つられたように他の観客もお金を入れる。「良かったよ」といった言葉を銘銘が言いながらお金を入れていき、少女は一人一人に感謝をしている。私と歌も変わらないのに、こうして音楽を通じて人を感動させることができることに、心を打たれた気分だった。

この駅に一人で来ることは多分初めてで、迷わないように慎重に案内板を探し、少し歩いてはまた案内板を見るというのを繰り返しながら目的の店に向かっていた。屋外に出ると刺すような冷たい空気が体をすり抜けて、私は肩を搾める。灰色の空から細かい雪がゆっくりと降りてくる。首に巻いたマフラーに顔をうずめて、少し早い足取りで歩いていく。目的の百貨店の前には広場があって、そこではよく大道芸だったり、路上ライブが行われたりしている。今日も誰かが歌っているのが遠くの方からぼんやりと聴こえた。近づくにつれ鮮明に聴こえてきたその歌声に私は思わず息を呑んだ。すんだ声室なのに力強く、伸びやかで美しい女性の歌声が冬の空気を伝い私の耳を通り躰中に染渡っていく。人集りの隙間から歌声の主の姿を覗く。艶のある長い髪に、白い肌、知的さと勇ましさのある眼差し。学生服を着てアコースティックギターを弾きながら歌う美しい少女。その顔にはには見覚えがあった。前にバスで会って、傘に入れてくれた子だ。そしてあの時名前を聞きそびれたことを今更になって思い出す。氷漬けにされたようにじっと眺めているうちに曲が終わり、少女は深々とお辞儀をする。観客の一人が少女の前に置かれたギターケースの中にいの一番にお金を入れると、つられたように他の観客もお金を入れる。「良かったよ」といった言葉を銘銘が言いながらお金を入れていき、少女は一人一人に感謝している。私と歳も変わらないのに、こうして音楽を通じて人を感動させることができることに、心を打たれた気分だった。

路上ライブが終わって帰る準備をしている彼女に私は声をかける。「あの......歌、すごく良かったです」前に話したはずなのに妙に緊張して無意識に敬語になっていた。「さっき聴いてくれていたよね。ありがとう」「よくここで歌ってるの?」「うん。月に二回くらい。ちょっと遠いけど、学校の人に路上ライブやってること知られたくないからここまで来てる。......まあ見られちゃったけど」そう言いながら彼女は少し恥ずかしそうな素振りを見せる。 地面に置かれたボールが目に入る。 そこにはユノと書かれている。「ああ、それ芸名。師匠につけてもらった名前」「可愛い名前だね」本名を聞こうとした瞬間、彼女はそれを予見していたかのように言う。「自分の本当の名前好きじゃないんだ。だから前も君に名乗らなかった。ごめんね」「ううん、気にしないよ」彼女はギターを入れたケースのファスナーを閉めると、立ち上がってケースを背負う。ケースが大きい分、華奢な彼女が更に小さく見える。「ユマって呼んで」「ユマ......」私が名前を呟くと、彼女は微笑んだ。それが私が見た、彼女の初めての笑顔だった。

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-この駅に一人で来ることは多分初めてで、迷わないように慎重に案内板を探し、少し歩いてはまた案内板を見るというのを繰り返しながら目的の店に向かっていた。屋外に出ると刺すような冷たい空気が体をすり抜けて、私は肩を窄める。灰色の空から細かい雪がゆづまくりの降りてくる。首に巻いていたマフラーに顔をうずめて、少し速い足取りで歩いていく。目的の百貨店の前には広場があって、そこではよく大道芸だったり、路上ライブが行われたりしている。今日も誰かがうたってのが遠くの方からぼんやり聴こえた。近づくにつれ鮮明に聴こえてきたその歌声に私は思わず息を呑んだ。澄んだ声質なのに力強く、伸びやかで美しい女性の歌声が冬の空気を伝い私の耳を通り躰中に染み渡っていく。人集りの隙間から歌声の主を覗く。艶のある長い黒髪に、白い肌、知的さと勇ましさのある眼差し。学生服を着てアコースティックギターを弾きながら歌う美しい少女。その顔には見覚えがあった。そしてあの時名前を聞きそびれたことを今更になって思い出す。水漬けにされたようにじっと見つめているうちに曲が終わり、少女ほ深々とお辞儀をする。観客の一人が、少女の前に置かれたギターケースの中にいの一番にお金を入れると、つられたように他の観客もお金を入れる。「良かったよ」といった言葉を銘銘が言いながらお金を入れていき、少女は一人一人に感謝をしている。私と歳も変わらないのに、こうして音楽を通じて人を感動させることができることに、心を打たれた気分だった。

「北校舎の屋上で待ってる」ユマからの連絡が来たのはそれが初めてだった。去年末の路上ライブで遭遇したあの日に連絡先を彼女の方から聞いてきたのだが、それから年も明けて冬休みが終わり三学期に入った頃だった。

『北校舎の屋上で待ってる』ユマからの連絡が来たのはそれが初めてだった。去年末の路上ライブで遭遇したあの日に連絡先を彼女の方から聞いてきたのだが、それから年も明けて冬休みが終わり三学期に入った頃だった。

から流れていく背景は、だれかの心臓になれたならのサムネのハートに写ってるやつだと思います。

の所の文で

よく見るとドコモがあるよ

2:49 3:43ここすき (2)

みたいな画面が好き。

の「どうか強く生きて」って誰かの心臓になれたならの間奏に出てくる長文の最後のセリフと同じなの熱い

「どうか強く生きて」なんて言えないな

どうして息をしている?の『どうして』だけ、歌じゃなくて、問いかけみたいだと思った。

「この傷をえぐって、消えない過去を呪って、それでいつか何かが変わるんだ」

ユマが唄って聴かせてくれた沢山の歌を私は今でもありありと思い出せる。レコード盤に針を落としたみたいに、彼女の声が鮮明に聴こえてくる。私は彼女の作る曲が好きだった。架空の街の歌だとか、離れ離れになった二人の歌だとか、彼女の曲には物語があって、それを彼女が語り手として歌う。私は歌を聴きながら目を瞑って頭の中に映像を映し出して、彼女の作る詩の世界に没入していた。彼女は本が好きらしくて、その影響で自分で物語を作りたいと思うようになったという。ギターは小学生の時に離婚して疎遠になった元父親から、中学に上がった頃に譲り受けたもののだと言っていた。

とか、何処にそんなかっこいい場所があるんだよって感じ。

~

から時々一瞬だけ長文が書いてある画面に切り替わるでしょ。そこ読んでみな。飛ぶぞ。

の声が好き

「だいぶ上手くなった」「そうかな⋯···ありがとう」正直言って、まだユマと比べると雲泥の差だ。それでもユマが褒めてくれる度に、もっともっと上手くなりたいという気持ちが強くなる。彼女からギターを教わって半年程、ユマは、自分より上達が速いと言っていたけれど、やはり数年の差は簡単に縮められるものではないとリノは痛感していた。「リノはきっと私より上手くなる。ギターも、歌も、曲作りも」「そんなわけ⋯」「ある」ユマは遮るようにぴしゃりと言った。彼女のその目は至って真面目だった。その言葉に納得できる程のものを自分は持っているとは思えないが、彼女の屈託のない眼差しにリノは限拠のない自信が少し湧いてくる気がした。

「将来の夢ってある?」「強いて言うなら…音楽で世界を救う…とか?」

「将来の夢ってある?」私は白紙の進路希望調査票を見つめながら言う。ユマはギターを弾く手をすっと止めると、私の方を見た。ふふ、と何か含みのあるような笑みを見せる「秘密」「え」予想外の応えに一瞬呆気にとられてしまった。すぐにユマは止めていた手を動かし、これ以上の追及は許さないと言わんばかりにまたギターーを弾き始める。同じ楽器なのに彼女の奏でる音は私のそれとは本当に違って聴こえる。どうしてこんな風に弾けるんだろう。なんてことを考えながら眺めていた。「強いて言うなら⋯⋯」ユマは一呼吸おいて言う。「音楽で世界を救う⋯⋯とか?」そう言うとユマは、らしくないことを言ったという感じに少し照れたような仕草をして軽く笑ってみせる。私の知る彼女はあまり冗談を言うような人では無かったから、これまた呆気にとられる。「まあ特に将来のことは考えてないよ」それが嘘なのか本当なのか、それを判断するには彼女の見ている世界はあまりにも違って思えた。ーーあの時、ユマは冗談のつもりで言ったのかもしれない。音楽で世界は救えないかもしれない。けれど、間違いなく私はあなたの音楽で救われたんだよ。

私は小さい頃から数年前までピアノをやっていた。特別音楽が好きだったからじゃない。母がプロのピアニストだったこともあり、物心がつく頃には日常にはピアノに触れる時間が当たり前のようにあった。当初父はギターを薦めていて、ピアノをやらせるかギターをやらせるかで揉めたことがあったらしい。ピアノはずっと母に習ってはいたが、母が褒めてくれることはほとんど無かったと思う。始めた頃はそうでもなかったのだが、年を経るにつれ母の期待するラインを越えられず、"どうしてこんなに出来が悪い"と母が思っていることを子供ながらに感じていた。反対に、父はよく褒めてくれた。ピアノコンクールで銀賞を取った時も母は不満そうにしていた。私は母に認められたいという思いと、父の応援を意欲にピアノを弾き続けた。高学年に上がる前に両親の離婚が成立し、私は母と暮らすことになった。ピアノは小学校高学年くらいまで続けたが、ある時からすっかり弾かなくなってしまった。ピアノを弾かなくなった私に母は何も言わなかった。

音の無い日常に慣れることは無かった。日を増すごとに、私の世界から色が失われていくのを感じていた。部屋の隅でそのままになっている壊れたギターを眺める。まるで自分を見ているような気分だった。もう直せないのだ。治らないのだ。あれから母とは顔を合わせていない。言い争った日の夜、扉の向こう側で何かを言っているような気配を感じたが、その言葉を聞くことができない。そもそも母は私がこんな状態になってるだなんて思ってもいないだろう。リノからの連絡も、ずっと無視してしまっている。最後に会ったのはいつだったっけ、......もう三週間くらい前か。どんな顔をして会えばいいんだろう。

からの「傘も差さないまま 雨の中 君を待っていた」って『だれかの心臓になれたなら』の「どうか どうか またあの日のように 傘を差しだし笑って見せてよ」の部分と考えると、時系列的には『こんな命がなければ』→『だれかの心臓になれたなら』の順番なのかな、って思いました

こんな命がなければのの歌詞に傘もささないまま雨の中君を待っていたって言ってるからやっぱり繋がってるのかな

3:43ここすき (3)

___違う きっとそうじゃない___

ここから最後までが1番グッとくる。

いつ聞いても最高だ

ここすき

ここ濡れたわ 男だけど

THIS NOTE.

から4枚ぐらい白い画像に文字がかいてあるのですが…探してみてください。

この絵は…『或いはテトラの片隅で』とかに話があった、あの女の子2人がいつも会っては歌を謳っていた屋上のプール…?過去の色んな曲で描かれてきた悩みや葛藤にこの曲でアンサーが出されたようなそんな感じがする…最高すぎる!!

どんな世界も君がいるから生きていたいって思えたんだよ

今さら何ですけどのところに僕の地獄で君はいつでも絶えず鼓動する心臓だと書いてあります。やっぱりだれかの心臓になれたならと繋がってるんじゃないかなって思いました❗

僕の地獄で君はいつでも絶えず鼓動する心臓だ

愛を この時の思いも歌にしてとじ込められるかな

満ちては欠ける月のようにこの心もまた形を変える

「この時の思いを歌にしてとじ込められるかな」ちょっと違うけど僕も昔はまった歌を聴くとその時の思いや感覚が呼び覚まされることがある
