ビニ傘 / 結月ゆかり

VOCALOID original song
No.52

Title : ビニ傘
Singer : Yuzuki Yukari

Lyric :
降り出してバス停の
屋根の下に駆け込む
肩を濡らした君と
黒いスーツ

気怠げに遅延して
乗降口を開ける音
まるで溜息のように
聞こえたの

もしも行きたくないトコ行く途中なら
僕とこの街で寄り道しませんか？
苦いだけの安いコーヒーと一緒に
タバコでも喫おう


ビニール傘の下
肩寄せ合う僕らが
喫茶店を探している道すがら

ショーウィンドーのマネキンは
流行りのワンピース着て
窓ガラスの向こうのランウェイ夢見てる

もしもずっと君を閉じ込められるなら
閉塞的でも愛を得られるかな？
君にとっていずれ通過して行くこの地点は
僕が行き着いた先なの


相傘が必要でもなければ君は
僕の隣にいる理由もなくて
梅雨が明けたら君は行ってしまうんだね
ねえ

こんな世界じゃなきゃ寄り添え合えないなら
僕はこんなダメな世界でいいのに
君はタバコを臭いごと消したら
「もう行くね」って
サヨナラした背中を
僕はただずっと見ていた

Special thanks :
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Previous song : ピアスホール / 結月ゆかり https://youtu.be/qcpUt_ZSkt4

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