色めいて秋うらら別れが近づいて花やいで晴れ霞まだ僅か繋がるその葉に触れて落ちて
の「落ちて」。その葉が落ちることと彼女が窓から落下することの二つがかかってることが小説を読むとわかってひどく切なくなるのうまくできてる。あと「落ちる」じゃなくて「落ちて」なのはその後を想像させる形になってる。
秋の夜長月の下独り誰かのことを考えた見上げたひび割れた空 ぽつり枝の隙から頬に触れた
取るに足らないそう何気ない日々のどこかで近づいた終わりが見えて心は形を変えていつだって何かが足りないのねえ この手を取って連れ去ってみてよ
色めいて秋うらら憶うまま募り紅色に染み凩が攫うどうか叶うなら褪せぬまま繋いだまま離れずいられたら色めいて秋うらら枯れる花はらり仕方ないって言ってでもね、悲しいなどうせ散るのなら望むまま描いたまま醜くも生きよう
冬の気配を帯びた風吹いて少し君が遠く見える進むのを躊躇うのは今が変わることを恐れるからほら別れの時が近づくほど色づいて美しくなるものよ昨日も今日も明日も全部いつか来たる終わりを彩る
ここカッコ良すぎる
からがとても好きです
皆老いて枯れるからそれでもね怖いやまた置いてかれるなら今すぐに迎えに来て空風よ
色めいて秋うらら憶うまま募り紅色に染み凩が攫う冱えて枯れる葉が散ることも世界の一部だと思えるの花やいで春うらら生きてまた見たい明日より遠い 届かない距離どうせ散るのなら今だけはまだ美しくなくていい生きたい