フタツ流レ星 / 星界・裏命

「小さな小さな、逃避行」
どうも、しゃいと です。62作目になります。

◆OffVocal　https://drive.google.com/drive/folders/17vaO0UpMWIEabGsgchfzEvTik2rmSQhG?usp=sharing

◆曲　しゃいと　https://twitter.com/shaito_otiahs

◆絵　ここた　https://twitter.com/cocota_caca

#キラハピ2024参加 #vocaloid #cevioai #星界 #裏命

塞ぎ込んだ僕の手を引いて
君は走り出した
「どうせ惨めなんだ」って
「放っておいてくれ」って
言ったのになぁ

沈む街を背に二人走る夜道と
その手は無言のメッセージ
見慣れた景色は
暗く遠ざかっていく
もういっそ振り返らないで

君の手の平
その温度だけをただ頼りに
あの丘の向こうへと

昼の夢は何を描いても
空に溶ける飛行機雲
なら夜に描けばいい
ほら目を開いて

見上げたその景色は
煌めいた満点の星空の色
今も焼き付いて
the starry night
こんな世界で彷徨って
僕らは星屑のように
行き場も無いまま

理不尽慣れきって
作り笑い上手くなって
変わっていく自分が嫌になって
無責任な街灯で
道を照らすくらいなら
もういっそ月明かりだけで

でもどこかに小さなユートピアが
一つあればそれでいいかなって
現実を嗤えるような
そんな景色がさ

描いたその世界は
今になってなんとなく
見えてきたかな？星の道の下
fantastic world
こんな夜なら
二人ずっと歩いていこう
悪くはないな
どこまで行こうか

いつか遠くのこの空の果てで
全部消えていってしまうのなら
せめて今だけ届くといいな
もう 悩みもしがらみも
ちっぽけになって吐き出せるんだ

歪な感情藻搔いてる
取り柄なんてない僕にでも
なんで君という人は
いつも一番欲しい言葉を
ああ

見上げたその景色は
巡っていく星屑ショ
いまフィナーレへ
小さな非日常
the starry night
何もない夜も二人いつか
こんな日にまた出会えたら
次は僕がきっと君の手を引いて