- 眠り猫 / 初音ミク

眠り猫 / 初音ミク

VOCALOID original song
No.33

Title : 眠り猫
Singer : Hatsune Miku
Guest vocal : VOCALOID Fukase

Lyric :
君の温度を忘れないように
強く握って確かめる想い
きっとあの時、分かってたんだ
明日になれば君は冷たくなっていると


僕は一人、今も一人泣いてしまう
弱った君のフラつく姿、想い出すと
な...
VOCALOID original song
No.33

Title : 眠り猫
Singer : Hatsune Miku
Guest vocal : VOCALOID Fukase

Lyric :
君の温度を忘れないように
強く握って確かめる想い
きっとあの時、分かってたんだ
明日になれば君は冷たくなっていると


僕は一人、今も一人泣いてしまう
弱った君のフラつく姿、想い出すと
なんであの時、もしもあの時って考えちゃうんだ
後悔しても誰の為にもならないのに

滲んだ景色に浮かぶあの夜

君の温度を忘れないように
強く握って確かめる想い
きっとあの時、分かってたんだ
明日になれば君は冷たくなっていると


灰色の中、君のカケラを拾い集め
持ち帰ったんだ、いつでも傍に居られるように
分かってるんだ、もう何処にも君は居ない
分かってるんだ、だけどそれでも探してしまう

涙の行方と命の行方

君の心は何処へ行くの?
誰を想い、その目を閉じたの?
きっと僕らは間違えたんだ
助けたくて、君を病室に置いて行ったんだ
それが最期になってしまった


君の温度を忘れないように
君の匂いを忘れないように
忘れないように、忘れないように
忘れないように

君の心は何処へ行くの?
何を想い、その目を閉じたの?
きっとあの時、抱き締めてほしくて
鳴いてたんでしょう? 分かってたのに

君の温度を忘れないように
強く握って確かめる想い
きっと僕らは間違えたまま
生きて行くんだろう、今日も明日も後悔したまま

君の温度を忘れないように
今日も僕は歌を歌う

Special thanks :
・pixabay
https://pixabay.com/ja/

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#315sanichigo #VOCALOID #ボカロ
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「君の命の温度を忘れないように。」
病室で君の温かい前足を握りながら、そう想った。
きっと本当は、その時に感じていたはずなんだ。
明日になれば、君は死んで冷たくなっていると。


僕は今も一人泣いてしまう。
病室でフラつきながらも、必死に歩こうとしていた君の姿を想い出すと。
なんであの時、治療に縋ってしまったのだろうか。
もしもあの時、家に連れ帰っていたら、君はどんなに安心して死ぬことができたのだろうか。
そう考えてしまう。
後悔しても、僕の為にも、家族の為にも、君の為にもならないのに。

涙で滲んだ景色の先。
思い浮かべてしまうのは、君が死ぬ前日、病室で過ごした最後の夜。

「君の命の温度を忘れないように。」
君の温かい前足を握りながら、そう想った。
きっと本当は、その時に感じていたはずなんだ。
明日になれば、君は死んで冷たくなっていると。


火葬の最後、灰色の中に残る君の骨を拾い集めた。
いつでも傍に居られるように骨壺に入れて持ち帰った。
"いつでも傍に居られるように"と言ってはいるが、もう何処にも君は居ないと分かっている。
分かっているんだ、だけどそれでも探してしまう。

僕の涙の行方、この感情の行き先と、君の命の行方を。

君の心は何処へ行ってしまったのだろうか。
君は最期、誰を想い、その目を閉じたのだろうか。
答えは分からない。
ただ一つ、分かっていることといえば、きっと僕ら家族は選択を間違えたってこと。
助けたくて、治療に縋って、君を病室に置いて行ってしまったのだから。
それが、君との最期のお別れになってしまったのだから。


「君の死体の温度を忘れないように。」
そして「君の死臭を忘れないように。」
忘れないように、忘れないように。
忘れないように。

君の心は何処へ行ってしまったのだろうか。
君は最期、何を想い、その目を閉じたのだろうか。
きっとさ、最後の病室の夜。
体に付いてる治療の為の管なんて全部取っ払って、抱き締めてほしくて。
あんなにミャアミャア鳴いてたんでしょ?
分かってたのに、僕らはそれを選択できなかった。

「君の死体の温度を忘れないようにしよう。」
訃報の知らせの後、車の後部座席で君の死体を膝の上に乗せながら持ち帰っている時。
冷たくなった前足を握りながら想った。
きっと僕らは、間違った選択に苛まれるという、間違った時間の使い方を時に繰り返しながら生きていくのだろう。
今日も明日も、誰の為にもならない後悔を抱いたまま。

君の命の温度を、そして君の死体の温度を忘れないように。
今日も僕は、この歌を歌う。

#VOCALOID #315 #初音ミク #眠り猫

315 sanichigo

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