
辺りに一瞬出てくる文章で一番線〜五番線それぞれの電車に乗った登場人物たちの結末が書かれてるけど、その中で四番線だけ異様なのはやっぱり理由があったのね

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午前六時五十九分、改札口にて気が付くと■はいつもそこにいる。大きな体育館がひとつ余裕で収まりそうな天井の高い駅に、五本の線路とホームが並ぶ。平行に、駅の奥に広がる真っ白な外界から真っ直ぐに入ってきている。それぞれの線には、一本ずつ列車が停まっているが、その種類はばらばらであり、どれも■の記憶にない見た目をしている。四角い柱や広告が規則的に立ち並びホームには誰もおらず、駅の広さがやけに際立つ。その虚ろな空間を、行き交う人々の喧騒や駅のアナウンスだけが薄らと満たしていた。そして■はといえば、列車の進行方向二十メートルほど前にずらりと並んだ自動改札の真ん中に膝を抱えて座り、さっさとそこを退けと言わんばかりのけたたましい警報音を頭から浴びているのである。■は小さなため息と共に立ち上がり、改札を抜ける。■は選択を迫られている。一番線から五番線、どの電車に乗るのか。一番線に乗った僕は、眠れないまま迎える夜明けの優しさを好む。二番線に乗ったアタシは、目を開き、風と同じ歩幅で歩こうとする。三番線に乗ったぼくは、澄んだ空の下で冷たい空気を吸い込み、海に想いを馳せる。四番線に乗ったわたしは――一目置いておこう。五番線に乗った私は透明な鉄の表面を撫で、その質量に感嘆のため息をつく。

the outfit’s colored stripe changes here twice, and then never again for the whole video

České dráhy!

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自分用ただ、楽しそうにくるくる回る女の子がとても可愛くて、何度も見に来てしまう…😂

〜のところ新曲の5つの人格と一人称とか性格が合ってて震えた

ここ、女の子の表情とかベースソロ用の歌詞になってるの本当に好き

やばすぎる!!!!

それぞれに友がいる。それぞれの時間がある。それぞれの世界がある。どの電車に乗り、目を醒ますのか、■は選択を迫られている。さて、■はわたしが大嫌いだった。わたしは大抵のことを人並み以上にこなすことができた。喋ることが好きで友人も多く、テストの点も上から数えた方が早い。教師によく叱られはするが、それはわたしから悪戯に干渉しているからであって、ある意味構ってくれているのである。しばし催し物の実行委員や部活動の役職も頼まれる。至って平和で充実した毎日をわたしは過ごしていた。要は、わたしは周りに求められている。あの子以外には。わたしでいれば、楽しく生きられる。だからこそ、■はわたしが嫌いだった。他の四つと比べて明らかに優遇されていることが心底気に食わなかったし、理由なく優遇されていることも切に不安でならなかった。だが、近頃■は四番線に乗ることが増えていた。その事実もまた■の嫌悪感を煽った。あの子がいうところの「キャッチー」なわたしでいれば、楽しく生きられてしまう。そして■が楽しく生きることを選べば選ぶほど、僕も、アタシの友人も、ぼくの時間も、私の世界も、そしてあの子も、遠のいて小さくなっていく。それは■自身もわかっていた。けれども、■は私の幸せに抗えなかった。

今日までようやく気づいた, これEast croydon to Brighton のSouthern railway service じゃん@@No wonder all the station sounds so familiar

この駅放送はイギリスのガトウィック空港に沿うっと言ってるね

もしかしてF1のV10の音?

メカクシニアン最高

■は今日も四番線に乗った。バネの感触の強い緑の座席に座る。いつもなら見計らったかの様にベルが鳴り扉が閉まるのだが、今日は発車まで時間がかかっている様だ。車内空調の無骨なモーター音が響く。少し不安になり、■は辺りを見渡した。広大な無人の駅と、五本の列車。人々の喧騒、聞きなれないアナウンス。そして線路の先の真っ白な空間。見慣れた光景だ。思えば、駅から人がいなくなったのも、線路の先が真っ白になって見えなくなったのも、■が四番線に惹かれ始めてからだった。■自身予想していたが、この駅は崩壊を始めている。もうすぐ■はこの夢を見なくなる。他の四つを可能性と切り捨て、■がわたしになっていく。目が醒めればどうせこの夢も思い出せなくなるのだから、それも悪くないか。そんなことを思ったその時、あの子と目が合った。

と

番線が消えるとあのことの接点がなくなってしまうから

の中で電車が遠のいてあのこが見えなくなっちゃったんだね

の文章に関しては考えがまだ纏まりません… ざっくりと言えば自分を偽っているうちに本当の自分と言うものが遠ざかって見えなくなっていく事の暗示だと思いました

数多の疑問とあの子を残し、電車は徐々に加速する。あの子がどんどん小さくなっていく。白い光に呑まれながら、■は駅が砂の様に崩れ落ちるのを見た。意識が薄れていく。もう二度とあの子に会えないと直感する。午前七時、もうすぐわたしが目を醒ます。

よく見つけたね…凄い
