さよならなんだ
さよならなんだ/IA
例えば昨日の今日で僕は君にとって
綺麗な思い出になれてしまうのかな
それが自然で普通でも
どうしようもなく僕はまだ
情けないけど寂しいから
悲しい寂しいはやめにしよう
明日は優しく笑ってみよう
飾りっ気のない言葉が
つらつらと寒い恥ずかしい
朝は冷たいし早過ぎて
夜は使い古されていて
知らない誰かに嫌われた
話し合えるかな
君が僕ならどうしてた?
僕が君ならばっかでさ
仕方ないこと仕方ないよと
そう言うことが心地良い場所へいくの?
僕にはわからなくなって
君だけ綺麗になったって
ふと思い出した僕らは同じで
それが苦しくなっているって
これ以上にないくらいに滑稽で
作り話ばかり上手くなってさ
消去法で見定めて手に取った夢なんて
端から順番に僕を揶って背を向けた
それがあまりに眩しいこと
君はいつから気づいてたの
青すぎるのがうざったくて
見上げないまま話したこと
大人になれば忘れていくこと
忘れないまま話をしよう!この先ずっと...
乾いた風が攫っていく
陽だまりに甲斐が去っていく
くだらない焦燥感で冷たい
もう知りたくはないなって
君に手を振り返そう
これからをいつか思い出しても
綺麗じゃなくなって
ねえどうしてどうして
羨み方ばかり探し頭の中まわり続けるの
もうちょっとそっと忘れられるくらい
具体性の無い"あの頃"って一言で片付けたかった
ああこれからは
どうしようもないも知らないもいらないも
扱いづらい弱い人になるだけ
君がいた日は苦しささえ
どうも笑えたんだよ
あまりに僕らは違う
憧れに近い程遠くなって
君への全部が難しかった
声には出せないまま
孤独を自覚してしまった今日は
これまでを愛して認めたいから
僕らはさよならなんだ
2025年09月12日