
壱、祭りの日

「祭りの日」

「白夜」あのね、一人だけ愛さないで今日は二人だけの秘密だよ笑う貴方だけは見たくない濡れた髪を縛る貴方が見たい冷え切った手を握る私でいたい

弐、白夜あのね一人だけ愛さないで今日は二人だけの秘密だよ笑う貴方だけは見たくない濡れた髪を縛る貴方が見たい冷えきった手を握る私でいたい

参、やいやいやい幸い愛ってなに、気づいていないそれではあの子が報われないからやいやいやいやいやいやいや早く頭を晒せ此の世は化け物だらけ隠れて目を開けないで無い物ねだりを数えてごらん陽が落ちてから迎えに行くわ

「やいやいや」幸い愛ってなに、気づいていないそれではあの子が報われないからやいやいやいやいやいやいや早く頭を晒せ此の世は化け物だらけ隠れて目を開けないでないものねだりを数えてごらん陽が落ちてから迎えにいくよ

肆、こゝろ貴方の好きな変わらない人へ後悔する癖辞めてねヒュルリラヒュララトゥーラリルーラトゥララ仰せのまま見せてあげる

「こゝろ」貴方の好きな変わらない人へ後悔する癖やめてねヒュルリラヒュララトゥーラリルーラートゥララ仰せのまま見せてあげる

伍、ぬらりくらりぬらり くらり ぬらり好機の憂い切に礼に及び逃しはしないぬらり くらり分かりやしない砂の心に懲りぬ理解のひとりに

「ぬらりくらり」ぬらり くらり ぬらり好機の憂い切に礼に及び逃しはしないぬらり くらりわかりやしない砂の心に懲りぬ理解のひとりに

陸、鬼の居ぬ間に悪い人、貴方だけだよ月の夜道を歩けば敵無し永遠に貴方の横に私が居るから話を聞いて

「鬼の居ぬ間に」悪い人、貴方だけだよ月の夜道を歩けば敵無し永遠に貴方の横に私が居るから話を聞いて

漆、痣ねぇ ゆうれいさんゆうれいさん最初からもっと上手くやれたらねぇ ゆうれいさんゆうれいさん今、少しだけ忘れて

「痣」ねぇゆうれいさんゆうれいさん最初からもっと上手くやれたらねぇゆうれいさんゆうれいさん今、少しだけ忘れて

捌、九號車にて淑やかに也にけりぬらりくらり見た幻想はあどけなくいと侘しそれはきっと僕のこと

「九號車にて」淑やかになりにけりぬらりくらり見た幻想はあどけなく いと侘しいそれはきっと僕のこと

玖、お禮参り狼煙を上げろ風は待ってくれないその目を見せろ泣いたって泣いたって航海は続く

「お禮参り」狼煙を上げろ風は待ってくれないその目を見せろ泣いたって泣いたって航海は続く

拾、記念寫眞

「記念寫眞」

拾壱、世界で一番じゃない貴方を愛したら世界で一番じゃない貴方を愛したら忘れていく重ねていくあの日見た貴方をここに居る貴方を
